レンの道   (文章:管理オーバル魔ペットJoya)     ファルコムのゲーム・英雄伝説『空の軌跡』シリーズのバレを含みますのでご注意ください。   特に、今回は『零の軌跡』プレイ後の感想をまとめたものなので、『零の軌跡』の大きなバレがあります。 2011.2.6    3 クロスベルにて
 運命の交差する土地、クロスベル。レンの出身地であるその自治州が、新作『零の軌跡』の舞台でした。  だから、主役がエステル&ヨシュアではなく、クロスベルの若き警察であると発表があっても、希望は捨てませんでした。  レンがストーリーに深くかかわってきて、あわよくば再びパーティメンバーに入ってくれるのでは…という希望は。  「ストーリーに深くかかわる」方は、叶いました。  かかわるどころか、レンがいなければ『零の軌跡』のストーリーが成り立たないほど重要な存在でした。  そして、レンの心に大きな影響を与える出来事もいくつかあり、こちらも大きく心動かされながらプレイしました。  何回も泣きましたが、それは必ず、レンが中心のエピソードで、でした。  レンの様子もこまやかに描かれ、『空の軌跡』3部作と同じく、非常に丁寧な話づくりだと感じました。  パーティメンバーに…という希望は、打ち砕かれました。声も無く、その点は大変がっかりしました。  『零の軌跡』は戦闘ボイスに加え挨拶ボイスもあるので…登場時に挨拶ボイスが無いことで、戦闘に加わることは無いと判明。  「最後まで期待してもパーティメンバーにはならない」ことを早めに知らせ諦めさせたのかもしれないと深読みしました。  それにしても、どうしても書きたくなるのは「レンの声は、あるべきだった。」「挨拶ボイスは必要なかった。」の2点。  へたに挨拶ボイスがあることで、それが無い人物との会話の時、激しい違和感がありました。  挨拶ボイスが無い人物は、それがある人物よりも扱いが軽いようにどうしても感じてしまうのです。  ラスボスが、レンの不幸を作った元凶でしたから、最後はエステル&ヨシュアだけじゃなくレンもパーティにいれば…  更にすっきりして終われたと思うのですが。  「レンはパーティメンバーではないが、最後に助けに来るおいしい役割だったじゃないか」と言われても、やはり…  あのラスボスはエステルの側が中心の話で倒さなければならなかったのではないか、と思ってしまいます。  確かに『零の軌跡』は、クロスベル警察がいなければ始まらない話ではありました。  しかし、後半あたりから、エステル側の視点も入れ、2つの流れを交互に描いていけばより楽しめたのでは…と。  そうすれば最後にレンもメンバーに…という願いも叶ったのではないか…などと妄想してしまいます。  最後の感動場面も、一度はパーティメンバーになったレンが「終わったから失礼するわ」と離れようとすれば可能な展開。  どこまでいっても妄想に過ぎず、儚い夢ですが… せめてファンディスクかドラマCDでその辺りを補完してくれたらと。  声のあるなし及びパーティメンバーに関しては書き続けると終わらないのでこの辺りで止めます。  さて、以下は、プレイ中およびプレイ後にブログに書いていた内容をまとめ直したものです。
               @ 怒 り の 中 で                A 大 切 な 何 か                B 最 後 の 賭 け

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