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レンは、時折わき起こる「自分は生まれてきてはいけなかったのではないか」という思いと
ずっと戦ってきたと思います。それをなんとか打ち消してこられたのは…
レーヴェがいたから、ヨシュアがいたから、結社で「強い自分」の存在を感じ、保っていられたから。
『零の軌跡』で判明した事実により、その思いに苛まれることはもう無くなった…と思います。
そこはホッとしました。

もうひとつ、「自分はもう普通の人間ではない。街にいる無垢な子どもたちのような生き方はもう無理」
という「諦め」の方は、まだまだ消えていないというか、ずっと残ってしまうのではないかと思います…。
それを和らげるというか、そんな思いを超えた所でレンを愛し、本当のレンらしさを取り戻させてくれる存在、エステル。
この出会いがあって本当に良かった。   2011 1 23


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