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「まだ早い」と思っているのは、レンちゃんだけ。

どんな環境にも適応して何でも思い通りにできる天才少女。
ですが、人との繋がりのなかで「自然に幸せになる」ことには疎いと思います。
人と人の触れ合い、本当の意味で人に甘えるということ、絆を結ぶということ。
どんなに豊富な知識と能力があっても、そういうことに慣れていない。
普通に家族の愛を感じて成長した筈の数年間を潰されたことにより、抜け落ちてしまった経験値。
それでもやっぱり天才だから、自分のそういう現状を把握することはできる。
把握したうえで、なんとか自然に振る舞おうとするでしょう。
急にべたべた甘えるのではなく、段階を踏んで…などと攻略しようとするのではないかと。
エステルたちの方では、どんどん甘えてほしいと思っているでしょうが。
そしてレンの方でも、本当はすぐにでもべたべた甘えたいのでしょうが。
お互いに遠慮しつつ照れつつ、「家族」になっていく様子を想像すると思わずニヤついてしまいます。
本人たちは真剣ですから、失礼だってことは分かっているんですが。

2011 7 20 オーバル魔ペットJoya