この絵は英雄伝説『零の軌跡』の激しいバレを含むので、長い文章の下に置きます。

ですが、この
文章自体もバレあるので、ご注意ください。


2010-2011「軌跡フェスタ」の「零の軌跡部門」に応募したのですが…
コメントには「あのシーン」と書いただけだから、まあネタバレかもしれないけどいいよねーとか思ってました。
しかしファルコムさん側としてもこのシーンは重要らしく、私なんぞの絵でも重大なネタバレになるとのご判断で。
ネタバレ絵を集めたコーナーへの展示となりました。お気遣い、ありがとうございます。



というわけで、レン様がクローゼットの中にいらっしゃる、あのシーンです。

自分のクローゼットにレン様のような美少女を入れるだなんて…
ロイド、思い切ったことをする男だ。…へんな匂いとかはしないという自信があったのだな。
クローゼットに入ることをすすめられて、素直に入っていくレン様かわいい。
それにしてもロイドってなんでこんなに機転がきくんだ。すごいやつですね。
レン様の心の状態をやたら的確に言い当てるし。
レン様も「あなたなんかに何が分かるというの」とか言いながら、ロイドに一目置いてたし。
すごすぎる男だと思いました。あまりに「分かりすぎる」から、実は人間じゃないんじゃないかと勘ぐりました。
人間より上の、作られた存在だったとか驚愕の展開っぽいじゃんなどと …考えすぎでしたが。


この場面ほんとーに泣いたなぁ〜
いや…この場面に至る前から、ずっと泣きっぱなしだったんですが。
そう、レン様が「あの迷子の子」を助けた瞬間から。涙ぼろぼろ零れるわ手ェ震えるわ鼻水は出るわ…
そうか涙が零れるから「零の軌跡」だったのだななどと考えたのは後から。
でもあれだ、自分が涙こぼしたのってレン様関連の場面ばかりだから…
「空の軌跡」からのファンじゃなくて「零」から始めた人は、泣けるシーンあったのだろうか?
…うん、まぁ、きっとあるんでしょうね。自分の心の中がレン様のことばかりだからそう思うだけだろう。

そしてこのシーンが終わっても泣き続けました。
レン様がクローゼットから出てきても泣いてたので、もらい泣き。もういじらしすぎて。
エステルたちが登場して、エステルがレンのことで泣き崩れれば、またもらい泣き。もうこのお姉さんすばらしすぎ。


ここで「真実」が語られるまでは、ヘイワース夫妻を絵に描くなんて考えられないことでした。
ずっと憎しみの対象でしたからね。真実が分かって、ヨシュアたちと同じく「胸のつかえがとれた」感じがします。
ただ、この両親が不甲斐なかったことは確かです。ハロルドも自分で言っている通り、判断が良くなかった。

つらくて、悲しくて、優しい真実。
ひとつだけ、「捨てられた(売られた)んじゃなくて」良かった、という思いもあれば。
もう取り戻せない、両親との時間… 巻き戻せない、自分の心…
いろんな思いが渦巻いて、涙がぽろぽろ出てしまうレン様のことを思うと、すごく切ないです。


ラストを除けば、この一連の場面が…
クロスベル百年祭のこの日こそが、零の軌跡で最も盛り上がり、最も印象深かった所でした。私にとっては。

レン様がクローゼットから出てくるまでは、どんな表情で聞いているのか分からなかったわけですが。
あの様子からして、クローゼットの中ではこうだったろうな、と思って書いた絵なわけです。
声もれそうなほど、泣いていたはず。よく我慢したな〜 レンちゃん…





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