- 74 - …・・・・ 前のページへ >> ・・・・… …・・・・ 目次(表紙)に戻る ・・・・… これから大きく動き出すであろう「時」を止めようとしてしまった事を 「寝癖ボサボサ野郎」も大いに反省していると思います。 彼自身の言葉通り、もともと世界中の様々な人間の感情エネルギーが寄り集まっただけの乱暴な存在。 負の感情もかなり含まれていました。 空を見て明るくなる人ばかりではないということです。 たとえ快晴だったとしても。 人間に対し「うらやましい」「こんな意地悪したらどうなるんだろ」みたいな子どもっぽい感情もあり… それだけでなく「幸せそうで憎らしい」「消してしまえ」という攻撃的な感情も。 混沌とした存在だった彼は、何事も無ければギザギザの心のまま一日(一生)を終えていました。 その心に衝撃を与え、変化をもたらしたのは、レンという少女。 彼が人の心や絆を学び、感動し、反省までするようになったのはレンたち3人の「家族」を知ったから。 プラスの感情も彼の中にはあった筈で、その部分が広がってきたという感じです。 まあ戦いが終わってからやっと、ですが。 この「寝癖ボサボサ野郎」は、ある漫画に登場した季節の神々をリスペクトというか、そのオマージュというか… とにかくあの神々を意識して描いていました。 2012 9 4 オーバル魔ペットJoya |